吉田一彦編『神仏融合の東アジア史』(2021年)は、東アジアの諸地域における多彩な神仏習合の事例を扱かった書であるが、そこでは神仏習合に代わって神仏融合という用語が提案されている。それは、漢字文化圏にふさわしい用語の探求の試みとして評価できよう。それでは英語圏では、神仏習合はどういう用語で語られてきたのか、あるいは語られるべきであろうか。本シンポジウムは、日本語と英語で神仏習合とその用語を話しあい、研究史を一歩進めることを目的にしている。
共催 南山宗教文化研究所、神仏融合研究会、東海/日本宗教史コンソシアム
○日時 6月30日(日) 日本時間13時に開始
○スケジュール
司会 ポール・スワンソン、林淳
13:00 趣旨説明
13:10 吉田一彦「神仏の「習合」と「融合」―英訳の前提」
13:35 ファビオ・ランベリ「神仏習合関係の観念と用語―ギリシャ・ローマの古典文明から考え直す」
14:00 ジャッキー・ストーン「意味づくりの論理としての神仏習合―中世にみる神・本覚・「日本像」を中心に」
14:25 マーク・テーウェン「奥三河の花太夫から見た「神仏習合・融合」」
14:50 休憩
15:05 マシュー・マクマレン、石原和「コメント」
15:35 ディスカッション
16:30 終了予定
○参加を希望する方は、以下のURLを使って、6月28日までにお申込みください。申込みの後、確認のメールが送られzoomのURLをお知らせします。
○『神仏融合の東アジア史』の書評(マーク・テーウェン、林淳)、吉田一彦と林淳の対談の記録については、以下のURLを使ってダウンロードができます。
○問合せ先
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